辛苦の末やっと自分の店をもった新吉は妻を迎えたが,妻がお産で実家に帰った留守,他の女に興味を感じる.新世帯の苦労と結婚生活の幻滅を描いて作者の自然主義的傾向を示したこの「新世帯」はわが自然主義文学確立史上の重要な里程標のひとつとなっている.他に秋声(1871‐1943)初期の代表的短篇を収める.解説=徳田一穂
著:徳田秋声
サイズ:14.8×10.8×0.7㎝文庫本
ヤケあり